特急白鳥号
大阪から青森まで日本海縦貫線を走る特急「白鳥」号が廃止されて11年になります。走行距離1000km超と、昼行特急としては破格の走行距離を誇った特急として有名でした。
先日、昔の切符を引き出しから引っ張り出したところ、この白鳥号に乗車した際の乗車券が出てきて、ふと思い出しました。
1981(昭和56)年3月10日に乗車した際の切符です。まったく覚えていなかったのですが、乗車した記念に、降車した大阪駅に「使用済み」の判子を押してもらったようです。我ながらマメでした。
当時、鉄研の合宿が札幌で行われ、終了後に大阪に向かうべく、函館まで特急「北海」~青函連絡船夜行便と乗り継いで、青森から乗車しました。4:50発というのも恐ろしく早い時間です。残念ながら乗車時の写真は一切ありません。途中の新潟で進行方向を変えながら、ひたすら大阪まで乗りとおしました。いまならエコノミークラス症候群に注意しなければなりません。3月でしたので、青森出発時は真っ暗、大阪到着時も真っ暗だったのを覚えています。
羽越本線を行く上り白鳥号大阪行き。現在はすべて「いなほ」号新潟行きとなりました。「白鳥」という優美な名称とは裏腹に、雪塊をこびりつけ薄汚れたちょっとワイルドな表情です。
羽越本線:羽後本荘(1985年1月12日)
酒田駅停車中の白鳥号。よく見ると 運転席屋根上の前照灯が2本並ぶ北海道向け1500番代です。北海道では過酷な環境に撤退を余儀なくされた1500番代ですが、日本海縦貫線で本領発揮というところでしょうか。おとなりの50系客車も懐かしいです。
羽越本線:酒田(1985年1月12日)
日本海に沿って関西と青森を結ぶ伝統のある白鳥号でしたが、航空機の利用が一般的でなかった昔はともかく、後年はさすがに1日かけて乗りとおすお客さんは少なかったようです。現在の列車では、「サンダーバード」-「北越」-「いなほ」と分割されますが、このほうが輸送実態にあっているようです。
1日で片道1000km超を走破するというのも凄いです。西武新宿線の特急「小江戸」なら10往復分です!さすが全国展開する国鉄らしい列車です。東海道・山陽本線なら、東京から広島を通り越して徳山あたりまでとなります。昼行の長距離列車は、利用者の減少もさることながら、JRで分社化されてしまった今となっては、もう無理なのかもしれません。
青森へ向かう下り白鳥号。長駆青森を目指す白鳥号にとって、このあたりはまだ「助走区間」かもしれません。
東海道本線:山崎~高槻(1985年8月5日)
ボンネット型の白鳥号。大阪駅北端の11番線ホームは北陸方面への長距離列車が発車し、旅の風情を感じさせる雰囲気がありました。
大阪駅(1985年8月6日)






































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